ナラタージュ 映画 あらすじ1 内容とネタバレ結末まで

10/7上映のナラタージュを観てきました。

原作:島本理生(「ナラタージュ」角川文庫刊)
監督:行定勲(代表作 世界の中心で、愛をさけぶ)

主要キャスト

松本潤:葉山貴司(先生)
有村架純:工藤泉(泉)
坂口健太郎:小野怜二(小野君)

上映時間:140分

※ナラタージュとは、

 

映画などで、ある人物の語りや回想によって過去を再現する手法

引用:デジタル大辞泉

 

簡単に評価と感想、そしてネタバレをしていきますね。

イントロダクション

わたしには、あなたでした。
居場所のない私を救ってくれたのは、
先生、あなただったんです。

大学2年生の春。
泉(有村)のもとに高校の演劇部の顧問教師・葉山(松本)から、後輩の為に卒業公演に参加してくれないかと、誘いの電話がくる。
葉山は、高校時代、孤独な泉に居場所を与え、救ってくれた教師だった。
卒業式の日の誰にも言えない葉山との思い出を胸にしまっていた泉だったが、 再会により気持ちが募っていく。二人の想いが重なりかけたとき、泉は葉山から離婚の成立していない妻の存在を告げられる。
葉山の告白を聞き、彼を忘れようと決意した泉は、 自分を想ってくれる大学生の小野(坂口)との幸せに傾きかけるが、ある事件が起きる―。

引用:東宝

 社会人として、映画配給会社で働く泉が、高校三年時と大学生時を振り返る話です。

物語の大部分が、泉の視点で話が進みます。

ざっくり物語のあらすじ

高校時代に自分の居場所がなかった泉に

手を差し伸べる葉山先生

先生の奥さんは放火をして執行猶予がついて別居中であった。

泉は、卒業と同時に連絡を取らなくなったが、

大学2年生の時に、先生から電話が掛かってきて

再会を果たし、泉の恋心は再燃する。

そして、泉は告白するが、先生は曖昧な態度ではぐらかす。

先生への片思いがつらくなったので、同級生の小野と付き合う。

一時的には幸せではあったが、小野は嫉妬、束縛が激しいダメ男の本性が出始めて、長続きせず。

先生へ再度想いを伝えるが、先生は別居中の奥さんとやり直す決意をする。

泉は最後、先生と寝て、その場を涙で去る。

現在の泉は、過去を思い出して泣いていたが、先生のメッセージに気づき、

先生の優しさに触れ、笑顔で朝を迎え、物語は終わる。

以下はネタバレになりますので、映画館で楽しみたい方はご注意を。

ネタバレが少し長くなるので、前半と後半に分けます。

まずは、前半から

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雨の夜、会社の中で、泉は懐中時計を眺めて物思いにふけっていた。

雨の音や匂いで、あの人の感覚が甦ると。

大学二年

キャンパスで、高校時代の恩師葉山先生から

急に電話が掛かってきて、泉は動揺する。

部員が足りないので、演劇部OBとして劇を手伝ってほしいと。

泉の手帳には、葉山との2ショット写真と、渡せていない手紙がはさんであった。

後日、高校の演劇部室に行き、先生、同級生と再会する。

同級生の友人として小野も参加する事になりここで初めて知り合う。

稽古と団らんが終わり、泉は帰る前に、葉山のいる社会化準備室に寄る。

卒業以来会わずに連絡をしていなかった事もあり、お互いぎこちない。

葉山「雰囲気が変わった、大人になったてことなんだろうね」と、

泉「先生は変わらない、言おうとした事をいつも途中でやめる」

次の稽古もまた来る約束をして、泉は帰る。

学校を出たところで、同級生と小野が待っていて、そのままみんなで小野の家に向かう。

泉は小野の恋愛話を聞き、「誰かのものを好きになったことがないんだ?」と言う。

高校三年

回想 葉山の自宅の倉庫が燃えている。妻が放火したようである。

葉山は社会化準備室でそれを思い出し、吐いてしまう。

大学二年

泉は後日演劇部室に行き、部員の柚子が不安そうな顔をしてるので、

「何かあったら葉山先生に相談しな」と話しかける。

高校三年

体育のプールの時間、

制服着たまま、泉はプールに落ちてしまう。誰かに押されたようである。

葉山が、泉が濡れたまま廊下を歩いていたのを見かけて、心配する。

葉山が体育顧問に問い詰めると自分から落ちたと伝える。

葉山は、泉はそんなことをしないしそんな子ではないと激高する。

その日以降、泉は葉山に心を開き、社会化準備室に行くのが日課になる。

卒業間近のある日、泉は葉山に、恋人いるの?と問う。

葉山は、外を歩こうかと、泉を外に誘い海辺を二人で歩く。

葉山は、自分は結婚していたが今は別居して東京にいる。

妻が自宅の倉庫に火をつけ、自宅も燃やそうとした。

そこに母がいるのを知っているのに燃やそうとしたと伝える。

泉は、「もう奥さんと別れたの?」と聞くと、葉山は頷く。

泉「先生の力になりたい」と告白ともとれるように伝える。

葉山「自分の幸せをちゃんと見つけてよ、その方がいい」と、

泉の気持ちを拒絶して歩き出す。

大学二年

泉は小野とデートして、自作の靴があるので見に来ないかと誘う。

その靴は、泉のサイズに合うように出来ていて、泉に履かせる。

その時、小野は泉を抱きしめて告白するが、泉は断る。

外に出たとき、雨が降っていて泉は高校時代を思いだす。

高校三年

泉が映画を観た帰り、雨が降っていた。

葉山も同じ映画をたまたま観ていて、後から現れる。

彼が持っている傘を相合傘して二人で駅まで一緒に帰る。

大学二年

泉は風邪を引いて演劇の稽古を休んでいた。

葉山が泉の部屋に見舞いに来て、おかゆを作る。

泉「あれから恋人を作らなかったんですか?」

葉山「作る気がない、相変わらず」

泉「気がないなら、どうしてこんなに優しくするんですか?

私の気持ち知ってますよね?」

葉山「卒業したら、現実に戻り自分の事が負担になると思った」

泉「私は会いたかったし、連絡来るのを待っていた。

私の事どう思っているんですか?」

葉山は、今日は帰ると泉に伝え、部屋を去る。泉、ふてくされる。

高校卒業式後

式後、演劇部室で泉と葉山が話す。

葉山の頭についていた桜の花びらを取ろうとした時、葉山は泉にキスをする。

泉の驚いた様子を見ると、葉山は「ごめん」と言い部室を去る。

大学二年

演劇の練習の合間に、

小野「先生の事好きなんだ?わかりやすいね」

泉「先生は、私の気持ちを知ってるけど答えてもらえないから」

泉は、目が合うたびに胸が締め付けられる。どうすることもできなかった。と振り返る

後日、映画を観終わった時、葉山から着信履歴が残っている。

掛け直して会いに行くと、車の中で酒に酔って弱っていた。

泉が葉山の車を運転し、車内で、

葉山は、奥さんの親父さんに会い、もう一度妻とやり直してほしいと言われ、

「今まで拒絶されてたのに、会いに行ってもいいのかな」と泉に相談する。

葉山「せつかく連絡取らず我慢してきたのにどうしたらいいかわからない。」

泉「私になにか出来ることありますか?何でもします。」

葉山「だめだよ、そんなことを言ったら。」

葉山の家に到着する。

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前半のネタバレはここまでです。

後半のネタバレは、こちらからどうぞ。

予告編は、以下からご覧になれます。

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最後まで読んでいただきありがとうございました^^