ユリゴコロ 映画 あらすじ2 ネタバレ含

9/23上映の映画ユリゴコロを観てきました。

こちらでは、映画の後半部分を書きます。

以下はネタバレになりますので、映画館で楽しみたい方はご注意を。

前半部分のネタバレはこちらからどうぞ。

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現在

 細谷(木村多江)が千絵(清野菜名)の実家に行ってきて、情報を亮介(松坂桃季)に話す。

千絵は既婚者で、旦那の塩見がヤクザであった。

そして、千絵の両親は、塩見に借金をしていて弱みを握られていた。

千絵は、塩見の手によって連れ戻され監禁されていたのである。

過去

 美沙子は洋介(松山ケンイチ)と出会い、一緒に過ごすようになる。

美沙子は洋介と安らかな時間を過ごしつつもいつかは殺すのであろうと思い始める。

そんな時、洋介は過去の罪を美沙子に話し始める。

「大学生の時に、子供を殺してしまった」と。

そう、美沙子が溝で鉄板を子供に叩きつけた時に、助けていた大学生が洋介だったのだ。

二人は以前に出会っていて、美沙子はその時の記憶を思い出し驚く。

同時に、美沙子につわりが起こり妊娠が発覚する。

売春のせいか、誰の子供かわからない。

洋介は、これは運命だと言い、美沙子と結婚して子供を育てようと言う。

 時が経ち男の子が産まれ、洋介と一緒に大事に育てていく。

美沙子にも徐々に笑顔が見られるようになる。

美沙子のユリゴコロは、新しい家族へと変わったのであった。

 平穏な幸せな日々を過ごす中、ある日前職の料理屋の取引先の男性が現れる。

ここから美沙子の幸せな家庭が崩れ始める。

男は、料理屋で殺された元同僚の死が美沙子の手では?と脅迫し始める。

男の脅迫により、一緒にラブホテルに行くが、そこで男を毒殺する。

後日、警察が美沙子の元に来て、犯人が美沙子ではないかと疑い始める。

自宅の庭にある植物オナモミの種子が現場に落ちていたのである。

その場はごまかすことが出来たが、美沙子の罪の意識からか

これまでの事をノートに書き始める。

それが、亮介が今読んでいるユリゴコロのノートである。
現在
 ノートに亮介の名前が書き記されており、亮介は美沙子が

自分の母親だったことを知りショックを受ける。

 自分が急に危険な運転したり、衝動的に殺意を抱くのは母親が美沙子だからと

自分の中で決めつけるようになる。

 ノートを見ている時に、父親洋介が自宅に戻ってくる。

洋介は、美沙子は亮介の事を愛していたと言うが亮介は反論する

そして、洋介は美沙子の過去を話し始める。

過去

 美沙子は、罪の意識からか川に入って自殺しようとする。

しかし、亮介が美沙子を助けに来て、溺れてしまう。

美沙子は亮介を助けることはできたが、体力が尽きて流されてしまう。

そのまま死ぬつもりだったが、洋介に助けられることになる。

現在

 細谷が千絵の居場所を見つけてヤクザの事務所に監禁されていると亮介に伝える。

亮介は、千絵を助けるために、死ぬ覚悟でやくざの事務所に向かう。

自分は殺人鬼の血が流れているから大丈夫だと。

すると、ヤクザはなぜか全員死んでいた。亮介はなぜ?と思いつつも、

千絵の監禁場所を見つけ救出する。

千絵をその場から連れて行こうとした時、床にあるものを見つける。

そう、自宅の庭にある植物オナモミの種子がここにに落ちていたのである。

千絵が話せるようになり、細谷さんの下の名前を聞いて亮介は驚愕する。

みつ子さんと。

亮介は気づいてしまう、細谷は自分の母親美沙子であり、

ヤクザを殺したのも細谷であると。

過去
 美沙子は洋介に助けられ病院に運ばれた。

その時、洋介はユリゴコロノートを見つけて中身を見てしまう。

洋介は全てを知り、ショックを受ける。

自分の罪の意識は美沙子によって生まれたのかと。。

洋介は言う、「君をそのまま死なせてあげればよかったと」
 後日、洋介は車で美沙子を山奥のダムに連れていく。

洋介は、美沙子に青酸カリを飲ませてロープでしばり分銅をつけて死なそうとする。

美沙子、涙ながらに「ごめんなさい、あなた」

洋介も「こうするしかなかった」

美沙子が泣きながら死ぬ覚悟を決めて飛び降りようとしたところ、

洋介は、やはり死なせることができないと美沙子を助ける。

そして美沙子に地図と持っているお金を渡し、

「別の人として生きろ、二度と自分と亮介の前に現れるな」と。

洋介は泣きながら運転して、美沙子をそこに置いていく。
美沙子は、整形して細谷みつ子として生きていくことになる。
現在

 亮介が洋介に美沙子が生きていると問い詰める。

しかし、洋介は遂にすい臓がんで倒れてしまい救急車で運ばれる。

苦しみつつも、美沙子の名前を何度も呼び始める。

亮介は自分の店に戻り、細谷は千絵の看護をしていた。

亮介は全てを知り、細谷に対して

「何で二度と父と自分の前に現れないと約束したのに」と激高する。

細谷は、ひっそり暮らしていた時に職場で千絵と出会い、

千絵が困っている時に相談を聞いていたら、亮介が婚約者であると聞く。

美沙子は亮介のためにも千絵を助けたかったと。

亮介は細谷が助けてくれたものの、自分が塩見を殺そうとしたので

納得が出来ず、「自分の中にもユリゴコロがある」と言いつつ

細谷の首を絞めて殺そうとする。

細谷も殺しなさいと言うが、亮介は最後には手を止める。

 一晩明け、細谷はもうすぐ捕まるからもう二度と会うことはないと亮介に伝える。

亮介は、細谷に父親が余命近く、会いたがっていると病院の場所を伝える。

細谷は何も言わず、そのまま亮介の店を去っていく。

亮介は、最後に「母さん」と力少なく呼ぶ。

 場面は病院に移り、洋介の病室に細谷がいる。

そして時間を遡るように、洋介と美沙子の若い頃になり、お互い笑顔でいる。

 最後、亮介は実家を外から眺めつつ涙を流すところで物語は終わる。

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 亮介の最後の涙の意味はなんだったんでしょうか。

・父洋介が亡くなってしまったことに対する涙なのか。

・母美紗子の血を憎みつつも、愛してくれた事に対する葛藤なのか。

・死ぬ前に、美沙子と洋介が再開できたことが嬉しかったのか。

※空想シーンの可能性もあるので、会えたかどうか不明ですが。。

・洋介、美沙子、自分の家族三人で楽しく過ごしていた日々を思い出したのか。

解釈はいくつかあると思います。

個人的には、観てよかったと思える映画でした。

亮介が最後、細谷に「母さん」と呼びかけるところ、切ない優しさを感じました。

美紗子のユリゴコロの行方、感情の変化は見所です。

 

予告編は以下から観れます。

www.youtube.com

最後まで読んでいただきありがとうございました^^